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Polyline

Polyline

2021

visual, installation

もりたあすか

w o r k s
c v

鮮明なときより、ぼやけているときの方が、人の性質がよくわかることがある。これは顔つきや服装などの記号が削ぎ落とされ、素朴な動きだけに注意が向くからなのかもしれない。そして私は、この「素朴な動き」こそが、人がまとう「空気」の正体なのではないかと考えた。
本作は、暗闇の中を揺らめく人影の映像を、半透明なシートを介してぼやけさせた上で再撮影し、階調を上げる画像処理を行うことで、歩く人の輪郭を抽出した映像作品。 映像の中で歩くのは作家自身である。過去に、「歩き方がヘンだ」と言われたことをきっかけに、その特徴を取り出そうと試みた。

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