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2019
audio, visual, installation
アパートの壁越しに誰かの声が聞こえてくる。くぐもったその声は、何を話しているのかはっきりとしない。しかし発声のトーンやリズムから、喜びや悲しみなど、人の意識だけは読み取れる。それは明確ではないけれど、確かに伝えられる方法があることに気づいた瞬間だった。本作品では、IPA式の発音記号(æやθなど)それぞれの印象を抽出し、モーショングラフィックを作成し、それらをランダムに連続再生することで、あるはずのない人の意識を浮かび上がらせることを試みた。
声:Ethan sames